日本という地は製造業を失うことができない、といえると思います。貿易統計を見ても、年間約100兆円の輸出のうち、ほとんどを製造業が占めています。製造業の競争力が弱まっていくと、日本は外貨を獲得することが難しくなり、我々の生活は、貧困に陥る可能性が高いということが想像できると思います。

失わないことに加えて、製造業という日本の屋台骨をさらに強靭にする必要があります。

一部の工場では、今でも紙の図面や、FAXが利用され、デジタル化が進んでいないのも現状です。

昨今のChatGPTをはじめとした生成系AIの出現によって、建築業界や広告業界等で環境は大きく変わっています。

製造業も日に日に影響が高まり、AIでの変化が大きくなっていく≒避けられないデジタル化の波が襲いかかってくるでしょう。競争力を高めるためにはAIを味方につけ、適応していくことが必要だと考えています。

私自身、YouTubeで動画を投稿し始めるまでは10年ほど製造業に身を置いていました。

製造業はこれだけ日本に貢献しているのに、面白さや素晴らしさが人々に伝わっておらず、職業としてあまり人気がないように思います。動画の制作を始めてからは、日本人に対して「日本製造業の技術力や魅力」を伝えるため、平易な言葉によって語りかけ、製造業の素晴らしさを広める活動をしてきました。

YouTubeを始めてからいろいろな角度で製造業に携わるようになり、月に何度も各社の工場に訪問し、現場で働く方や、経営者の生の声を伺い、数十社もの現場の実情を目の当たりにしてきました。以前よりもさらに、面白く奥が深い、魅力的な産業であるということを感じています。製造業の魅力をただ発信するだけではなく、製造業の繁栄に貢献できるよう、現場ごとに最適なソリューションを提案していきます。製造業の現場は無数にありますが、それぞれ現場の運営方法は違います。もちろん、最適なソリューションは其々違います。わたしは、誰よりも製造現場に入って、様々な製造現場を見てきました。弊社であれば、各現場に適したソリューションを選定できるはずです。現場毎に最適なソリューションを提供するという事を通じて、製造業への貢献ができると信じています。

我々は、製造業を愛しています。製造業に育てていただいた恩返しという意味も含めて、今一度日本の製造業を世界に誇れる産業にすること。そして、日本の若者に魅力を感じてもらい、進んで日本の若者に日本の製造業に来てもらう産業にする！ということが株式会社ブーステックの目標です。